aboutネブラスカについて
“ネブラスカ州”を
知っていますか?
広大な草原に、悠々とした山並み。
そんな大自然の風景こそがネブラスカの自慢です。
水源や土壌など天然の資源に恵まれた大地の上では、
今日も様々な家畜や作物が暮らし、
のびのび育っています。
自然だけではありません。
そこに住む人々もネブラスカの大きな魅力。
いくつもの世代にわたって牧場と誇りを受け継いできた農家たちは、
今日も農業に情熱を注いでいるのです。
ネブラスカの「ゴールデントライアングル」
ネブラスカ州の「ゴールデン・トライアングル」は、トウモロコシ、家畜、エタノールの3つの主要産業が相互に支え合う、州の経済にとって極めて重要な地域を指します。このトライアングルの成功は、州全体の経済成長と繁栄に大きく寄与しています。
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トウモロコシの生産
ネブラスカ州は、全米で3番目に多くのトウモロコシを生産しており、その大部分がエタノールや家畜飼料として利用されています。トウモロコシの栽培は、州内の豊かな土壌と安定した気候により支えられています。
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エタノール産業
ネブラスカ州はエタノール生産量で全米2位を誇り、州内には20以上のエタノールプラントがあります。これらのプラントでは、トウモロコシを原料にエタノールが生産され、その副産物である蒸留酒粕(ディスティラーズ・グレインズ)が家畜の飼料として利用されています。
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家畜飼育と肉製品
ネブラスカ州は赤肉の生産量で全米1位を誇ります。家畜は高品質なコーン飼料を与えられ、その結果として生産される肉製品は、州内外、さらには世界中に供給されています。このシステムにより、州内の農業経済は持続可能で効率的なものとなっています。
ネブラスカビーフの特徴
土壌
ネブラスカの大地を作っているのは、主に「ローム」と呼ばれる土。これは粘土・泥・砂が混ざったもので、赤土とも呼ばれます。ロームの構成比率は州内でもバラつきがあり、各地域で作物と家畜のどちらが主に生産されるかの決め手となっています。
自然
州の東部を流れる雄大なミズーリ川・プラット川が育む独自の生態系・巨大なマコノヒー湖など、ネブラスカには天然資源が豊富にあります。ネブラスカの農家はこれらの資源を巧みに利用し、家畜・作物を健やかに育てています。
地下水
豊富な地下水の存在も欠かせません。ネブラスカのほぼ3分の2を占める土地の下には「オガララ帯水層」と呼ばれる巨大な水資源が存在します。この地下水が土地全体を潤すことで、豊かな自然や生態系を生み出しています。
四季
四季が揃っているのは、日本だけではありません!実はネブラスカにも春・夏・秋・冬すべてが揃っています。こうした季節の移り変わりは雷雨・降雪などの厳しい天候をもたらすこともありますが、同時に多様で持続可能な農業への可能性も秘めていると言えるでしょう。
多様性
ネブラスカの気候は、州の東西での標高差によっても大きく変わります。たとえば、標高が高い北西部では降水量が少なく、標高が低い南東部でははるかに多い、といった具合です。このような地域間での環境の違いも、農業の多様性を生んでいると言えるでしょう。